いま 古典が新しい 新訳を読み返す価値とは
光文社古典新訳文庫が大ベストセラーとなっている。
その中でも、『カラマーゾフの兄弟』は光文社から出版された新訳版の売れ行きが好調に伸びており、全五巻の新訳版のトータルでの売り上げが26万冊を超えたほか、新潮社、岩波書店から出ている旧訳版の売り上げも相乗効果で伸びてきているそうです。
訳者の亀山郁夫氏は1949年生まれ、東京外国語大学学長。専門はロシア文化・ロシア文学。また、同大学管弦楽団顧問。
12月2日放送のNHK BS-2週間ブックレビューのインタビューで、ご本人がお言葉から非常に鮮烈な印象を受けましたので、テレビを見ながら書きとめたものを、以下に紹介します。
(録画していなかったので、細かい部分は間違っているかもしれません)
「古典は読みづらいのはなぜかと考え、今生きている言葉で書くことを思いついた」
「カラマーゾフの兄弟を訳すことが出来て、死んでも良いくらい嬉しい」、「(文章の核心まで到達してもらうため)徹底的にリズムにこだわった」
「(前の訳に引きずられますか、という質問に対し)旧訳は何度も読んでいますし、プレッシャーを感じました。今新訳する意味があるのかと自問自答し、自分なりのコンセプトを固め、今の日本で読まれるものを意識しました。第3稿くらいになって、ようやく自分の訳になってきたと感じることができました」
「原著を何度も読み返し、自分の言葉になって口から出てくるくらいまでになりました。作者(ドストエフスキー)が近づいてきて、自分の中に入ってきて、変身、一体化するエクスタティックな感覚がある」
ロシアと世界の文化シーンに関して、氏なりの視点で述べていらっしゃいます。また、ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』の翻訳をめぐる興味深いエピソードが断続的に紹介されています。
また、次の関連ページもご参照下さい。
産経新聞 ENAK 8月22日(水) 大阪夕刊
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投稿者: bless 日時: 2007年12月05日 21:06 | TOPページへ ▲画面上へ
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