書評:Med草子

芥川 龍之介氏の言葉より

芥川 龍之介 芥川 龍之介 氏の肖像写真

「人生は地獄よりも地獄的である」 『侏儒の言葉』より

侏儒の言葉・文芸的な、余りに文芸的な(岩波文庫)

侏儒の言葉・文芸的な、余りに文芸的な(岩波文庫)

出版社/著者からの内容紹介
「打ち下ろすハンマアのリズムを聞け」-芸術の永遠に滅びざることをこう表現した芥川は,死の前の4年間アフォリズムの刃を研ぎ澄まし「侏儒の言葉」を書きついだ.一方,谷崎との2度の論争に底深く覗いた文学の「極北」とは何であったか.死への傾斜をはらんだ,最晩年の双竜ともいうべき箴言集と文芸評論集.(解説=平出隆)

 「アフォリズム」 とは、「短い警句」といった意味である。

 上の説明では、筆者にはまったく内容がわからなかったが、本文を読んだら引き込まれる事間違いなし。

 「人生」:我我は彼らと同じように、人生の時期劇を演じるものである創痍を蒙るのはやむ終えない。が、その創痍に耐えるためには、-世人はなんと言うかも知れない。わたしは常に同情と諧謔を持ちたいと表いる。

 彼の、辛辣なユーモアに満ちながら、優しい視線が伝わってくる。

 自分には、中学3年の頃、落ち葉を踏みしめながら『ゲーテ格言集』を読んだときからの衝撃であった。

ゲーテ格言集 (新潮文庫)

ゲーテ格言集 (新潮文庫)

 言うまでもない名著。ぜひ一度読んでいただきたい。

 今もときおり取り出して読んでいる、自分の座右の本。

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